FX会社の口座選びにメンテナンス時間を気にしたことありますか?
私が始めたばかりのころは1ミリも気にしませんでしたが、何の影響もありませんでした。
メンテナンス時間帯の取引をしなかったからです。
しかし、
NYクローズ時間帯の取引やEA運用をやりだすと無視出来ないことに気が付きます。
EA開発者がメンテナンス時間を確認するべき理由をお教えします。
メンテナンス時間になるとどうなるか?
メンテナンス中は、発注、約定を含む一切の取引ができません。
相場に何が起きようと何もすることが出来ない時間です。
ポジションを持っている方はドキドキもしくはワクワクの時間です。
ボーナスとなることもありますので戦略的に狙う方もおられるようです。。。。
EA開発をする際はちょっと異なる視点でも気にします。
例えば4時間足の始値でエントリー判定をするEAとした場合、0時/4時…20時といった具合で1日に6回エントリー判定を行います。1日に6回エントリー機会があるわけです。
多くのFX会社ではロールオーバー時間である0時はメンテナンス時間となりますので1回のエントリー機会を奪われることになります。
バックテストとリアルで取引回数に乖離が生じ、当然ながら成績にも差異が生まれます。良い方向になるならば問題ないんですけどね(それだったらそういうプログラムにしちゃいます)。
そこでメンテナンス時間を調べるわけですが慣れないと分かりづらいです。
取引時間とメンテナンス時間
OANDAの取引開始時間
OANDA JAPANのHPに記載されている取引時間を例にしてみました。
これを見て取引開始時間をさくっと理解出来ますか?
メンテナンス時間と合わせて考える必要があります。
米国夏時間ならば、
システムメンテナンス時間は午前5時55分~午前6時10分となるので、
取引開始時間は午前6時10分からとなります。
この時間は火~金曜日の話し。
月曜日はメンテナンスがありませんので
(週末にメンテナンス時間がたっぷりあるので)
月曜日の取引開始時間は午前6時からとなります。
AVATRADEの取引開始時間
次はアヴァトレードの取引時間です。取引時間とメンテナンス時間が異なる場所に掲載されておりますので戸惑いますが内容的には一般的でしょうか。
米国夏時間ならば、
取引が出来ない時間は午前5時58分~午前6時05分となるので、
取引開始時間は午前6時05分からとなります。
この時間は曜日に関係ありませんので
月曜日の取引開始時間も午前6時05分からとなります。
各社で記載内容が変わるのでちょっと分かりづらいですね。
さらに注意しなければならないことが2つあります。
メンテナンス時間の変更時期
多くのFX会社のメンテナンス時間はサマータイム移行/終了タイミングで変わります。
上記のFX会社も夏時間と冬時間でメンテナンス時間が変わり、それに伴い取引開始時間も変わっております。
先ほど上記で掲載したOANDA JAPANは取引時間の箇所に「米国夏時間」と書かれております。
また、夏時間移行時期になりますと取引時間変更の案内が「お知らせ」に掲載されます。
注意する点としてサマータイムには米国式と英国式があります。
米国式サマータイム
OANDA JAPANでは「米国式」になりますので取引時間の変更時期は
3月第二日曜日から。
2020年では3月8日からとなります。
次は英国式の例です。
英国式サマータイム
アヴァトレードでは取引開始は「英国式」になり取引時間の変更時期は
3月最終日曜日から。
2020年では3月30日からとなります。
なお、取引終了時間に関しては3月第二日曜日から変更となり変則的です。
こちらはお知らせより確認することが出来ます。
取引開始時間が変わったと思ったら違ってた!
なんてこともあるので注意しましょう。
最後に注意点の2つ目です。
メンテナンス時間中のレート配信
FX会社によってメンテナンス時間中のレート配信がある/なしと差があります。
レート配信がないというのがどいういうことかと言うと、例えば夏時間 日本時間6時になってもローソク足が生成されません。
月曜日の朝に週末のレートと乖離した(窓開けした)かどうかを見ようとします。ところがメンテナンス時間が終わるまでチャート画面で見ることが出来ないFX会社があるということです。
メンテナンス時間中で一切の取引が出来ないのでレート配信がなくても同じかも知れませんが。
EA開発をする視点ではレート配信をして欲しい場合があり、ちょっと気になります。
EAのプログラムはレート更新=相場に値動きがあるたびに実行されます。逆に言うとレート更新されないとプログラムは実行されません。
相場に値動きがあったとしても、レート配信されないからプログラムは動かない(動けない)ことになります。
多くのFX会社ではロールオーバー時間である0時はメンテナンス時間となります。レート配信がないと0時になったことをプログラムは知ることが出来ません。
メンテナンス中は何もすることが出来ない時間と言いましたが、プログラムも停止してしまう時間になってしまいます。これがメンテナンス中もレート配信があるFX会社の場合、プログラムは動くことが出来るんですね。
メンテナンス中のレート配信有無に差がなければ何も悩まないのですが、差があるとEA開発をする上でブローカーによって差が出てしまう材料になりますので悩ましいです。
以下はMT4が使える国内FX会社のレート配信有無となります。
一般の方はあまり気にされないのかなぁ。。。
おまけ
アヴァトレードで「Profit Capture Plan」を動かして気が付いたのですが足の生成が5分遅れる時間帯があります。15分足の始値で動く仕様なのに例えば20分でエントリーしていたのです。
プログラムの不具合を疑いましたがわからず、アヴァトレードに問い合わせたところ仕様とのことでした(不具合ではなくてほっとしました)。
仕様として
アヴァトレード・ジャパン株式会社
21:05-0:00 GMT(弊社のチャート表示時間)
つまり日本時間の朝6:05~9:00までの間(冬時間月曜日のみ7:05~9:00)は足の生成が05-20, 20-35, 35-50で行われます。
これは、21:05GMTにマーケットがオープン(弊社の取引時間としては22:05GMT冬時間月曜日のみ7:05)となるためでGMTで翌日となる0:00 GMTで通常の15分足へ切り替えとなります。
このようにFX会社のホームページだけでは気が付かない事もありますので注意が必要です。
良い意味でも悪い意味でも使ってみて気が付くことがあります。
アヴァトレードはGMTが一般的な+2/+3と異なる会社の動作確認として今回初めて使用しました。他のFX会社でも動作させていますが一葉に値飛びが発生しているなかでアヴァトレードは値飛びしていない等思わぬ発見も幾つかあり(今のところ)使用しております。国内で唯一?キャッシュバックがあったりもします。
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